書評「手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則」

タイトルだけでジャケ買いした本です。

いやまさか「僕ちゃん天才」って言っているだけで2400万円稼げるわけねえだろと思っていましたが、まんまと買ってしまったあたり、著者の収入に貢献してしまったな。

読んでみるとテンポよくポジティブな言葉で書いてあり、とても読みやすいです。金稼ぎの方法というよりは自己肯定感について書いてあり、読むと元気が出ます。最近、暗いニュースばかりで日本の将来について勝手に不安になって鬱々していたので、この本を読んですっかり元気が出ました。

著者の現在の本業は不動産の投資家ですが、前職が児童養護施設の職員だったそうです。本書は不動産投資の手法についてかかれている部分は少なく、また書かれた不動産投資の方法が再現性があるかと言われると、難しいような気がします。かわりに自己肯定感についての記載が多いです。お金もちになるためのマインドについての本、といったところでしょうか。

「手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」とい言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則」

著者:ポール

富山県出身の日本人です。顔が濃いからポールというあだ名がついたんだそうな。この時点ですでに面白い。わたしやどかりは図工の教科書に出てくる麗子像に限りなく似ていると言われるくらい薄い顔立ちだからうらやましい。

新卒で児童養護施設の職員として働き、自己肯定感の大切さに気づく。薄給であることに嘆いて寝ずにアルバイトをし、体を壊して不動産投資の道に進む。アパートを買っても埋まらず破産回避のためにメルカリを始め、こちらでも年500万円ほど売り上げる。その後、古い物件をDIYで直して貸し出す手法を確立、クレイジーマインドで年収2400万円を達成、という経歴の持ち主である。

この行動力がすごい。著者の自伝としてでも面白く読ませて頂きました。しかし自己肯定感についてのしっかりした記載を見るに、きちんと大学で学ばれたんだと感じております。

お金もちの特徴:「自己肯定感」という魔法

はじめにの段階で、著者のポールさんは自分は才能に溢れており、圧倒的に天才だから成功できた的なことが書いてあります。これ自己肯定感がものすごく高いことの証明なのではないか。

そしてあなたも天才になれば、同じことができます。とも書いてあります。

ポールさんが言うには、自己肯定感は人生を幸せに送るために一番必要な感覚だそう。ポールさんは自己肯定感がマックスで、自分は天才だと認識しているので、基本的に自分が挑戦することに不可能はないと思っています。無敵。

自己肯定感が高い人にとっては、失敗は単なる人生の通過点、ひとつの経験でしかありません。

自己肯定感が高いと、他の人が無理だと思うことも失敗をくり返しながらでも達成することができます。達成するまで試行錯誤して挑戦することができます。そして、困難の末に達成したら、「僕ちゃん天才!」というわけです。

お金持ちの特徴かはわかりませんが、失敗しても通過点と捉えることができればたしかに成功に向かっていけそうな気がします。

自己肯定感の高めかた

日本の学校教育では、横並びになることを是とする風潮があり、また謙遜を美徳とする文化ですので、なかなか自己肯定感を育てることが難しいです。

しかし自己肯定感はあとからでもあげられます。おとなになってからでも、自分の力であげていくことができるのです。大切なのは過去じゃない、未来だ。

プラスの言葉を使う

自己肯定感のたかいひとはプラスの言葉を使っています。心理学者のウィリアム・ジェームズの言葉

「言葉が変われば心が変わる

 心が変われば行動が変わる

 行動が変われば習慣が変わる

 習慣が変われば人格が変わる

 人格が変われば運命が変わる」

運命を変える第一歩は言葉を変えること。

ポールさん、日本に生まれただけで宝くじに当たったようなものと言っています。日本に住んでいると忘れがちですが、こんなに安全で衛生的で教育が保証されている日本に生まれたことはたしかに幸せなのかも。

引用「僕が住んでいる富山県は一年中天気が悪いので、天気がいいだけで「今日は天気が良くて最高だな」と本当に思います。」

この言葉に共感してしまう北陸民。

なんなら豪雪地帯に住んでいますので、本当に曇天が多いんです。1年に10ヶ月は雨か曇りか雪です。日照時間が短く、鬱による自殺者数が全国No.1です。日本海は基本荒波だし、冬の厳しい寒さは逃げ出したくなります。そんな土地に住んでいても、あらゆることに感謝し全力で喜んで過ごしていると、本当に毎日がたのしくなるようです。

プラスの言葉を使おう。

自分を褒めると自己肯定感が上がる

自己肯定感を上げる方法は、自分を褒めることです。

そこで「僕ちゃん天才」というわけです。これを所構わず使うと。声に出して上に書いて自分を褒めることが必要。これで、自己肯定感バク上がりです。

ほとんどの人は一度も褒められない毎日を過ごしていると思いますが、ポールさんは毎日たくさん褒められています。

誰に?自分自身に!!!!

いやこの衝撃たるや。自分を褒める、それを日常化する。そうか、習慣にすると人格が変わるんだった。そしてポールが出来上がったのか。

「あいつ狂っている」は最高の褒め言葉

ポールさんにとっては「あいつ狂っている」は最高の褒め言葉らしいです。

なぜなら他の人とちがうところが彼のいいところだから。

語り口は軽いし、僕ちゃん天才が何度も出てくるし、クレイジーマインドとかよくわからない言葉も出てきますが、「自己肯定感」については結構真面目な内容が書かれています。そして、自己肯定感を上げる効果、結果を著者の今までの児童養護施設での経験から語っています。この著者は人一倍努力し、行動してきたことがわかります。

あいつ狂っている、が褒め言葉というのは、自分の軸で考え行動してきているということ。ポールさんは成功の定義を「自分の人生を自分の選択で決められる状態」としています。見習いたい。

全部真似することはできないけれど。読むと自己肯定感が上がって元気が出る本でした。

今日から僕ちゃん天才、って言ってみよう。

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