難聴について

難聴とは

音が耳に入ってから脳に伝わるまでのどこかの段階で障害が起こり、音が聞こえにくくなったり、まったく聞こえなくなったりする症状。音が聞こえにくい、言葉が聞き取りにくい、あるいはまったく聞こえないといった症状のことをいいます。  出典:e‐ヘルスネット(厚生労働省)

まあ、音が聞こえないとか、聞き取りにくいとか。感音性難聴、伝音性難聴とかあります。

私は、20代から徐々に聴力低下が見られており、仕事に支障をきたすようになりました。

以前は病院で働いていましたが、現在は介護施設で看護師をしています。

私の難聴

感音性難聴で、左右の高音域が聞こえません。聞こえ方としては、感度の悪すぎるラジオのようです。誰かが目の前で何か言ってても聞き取れないというものです。

困っていること

難聴だと困ることがいくつかあります。

人間は社会性のある動物なので、他人とコミュニケーションをとりながら生活します。

聞き取れないことでコミュニケーションがうまくとれず、困ることが多いです。

仕事

①会話が聞き取れない。

②音の距離感と方向性がつかめない。

③電話が聞き取りづらい。

④広い場所、反響する場所では聞き取りにくい。

病院に居た頃は、ポンプなどのアラーム音が聞こえず同僚に教えてもらっていました。会議室での会話が聞き取れない。ザワザワしている休憩室では目の前で話されても聞き取れない。医師の指示は基本は電子カルテだったので目で見て確認できていましたが、夜間や緊急時の口頭指示は恐ろしかった。何度も復唱・確認しながら指示をもらいました。

以上のことより、病院での仕事は出来ないと判断し転職しました。

家庭

①息子との会話が聞き取れないこと。

うちの長男はADHDです。想定外のことをしてくれるのが彼です。想定外が通常運転です。

残念なことに、彼の突発的な会話が1番聞き取れません。だって想定していないことしゃべるから。一緒に見ていないユーチューブのネタとか平気で出してくる。

早口だし。聞き取れねぇって。ゆっくりはっきりしゃべってって言っても彼に必要性が伝わらない。

②電話。③PTAの集まり。④子供会。聞こえないことばかりです。決定事項は書面で下さい。

学校はこどもの声でザワザワしすぎて、ほぼ聞こえません。授業参観は授業風景を見るところです。知り合いのママに話しかけられても挨拶だけ頑張るけどあとは少し距離をとっちゃう。

余談:⑤音楽を聴くとき。新曲はもう、聞き取りにくいままでしょう。

ドライブ中に流す懐メロは、一瞬わかりません。車中の雑音に紛れて、なかなかメロディーが聞き取れないことに加えて、以前より聞こえる音域が狭く低くなっているので、全然違う曲に聞こえるんですよね。タイトルから、過去の記憶を引っ張り出し、脳内で過去メロと今メロをすり合わせて再生しなおしてやっと聞き取れます。このタイムラグ、困ってないけど悲しい。

気をつけていること

聞こえているふりをしない。

なかなか難しいんですけど。特に仕事中は事故につながりかねないので、聞こえなかったところは聞こえるまで確認します。

職場の人には難聴についてオープンにしており聞き返すことがあると伝えてあります。

ある程度狭い室内であれば聞き取りやすく会話が可能です。

介護施設では聞こえない仕事中どうやっているか

話の文脈の先を読んで聞き取る。

聞き取れれば会話できるので、ある程度流れを予測しながら会話します。

そのために、だれの話をしているか患者の名前は必ず確認します。事前の情報収集もします。夜勤であったこのことを話題にしてるんだ、と予測しやすいからです。仕事が終わった後の疲労感が強いのは、神経を尖らせてるからですね。

今は介護施設で働いているので、病院のように命に直結するようなことはあまりないです。

私が幸運だったと感じること

難聴に関して、私が幸運だと感じていることは、学生の間は耳が聞こえていたこと。

難聴が始まったのは20代からでした。

看護師の資格を取ってから社会に出て数年は聴力に問題がなかったので、看護師として基礎を学び病院で働くことが出来ました。これはほんとにラッキーでした。

また、病院で色々疲弊して転職に至るわけですが。

まだ聴力が残っている状態での転職だったことと、あと若さもあったので職場になじむことが出来ました。

そんなわけで、今の職場では長くお世話になっています。

まだ子供の声は聞こえています。聞き取りにくいことはありますが。

今後聞こえなくなると思うと悲しいですが、思い出は小さいころのかわいらしい声で再生されているので、それはそれでよし。

今後

そろそろ聴力がヤバいよ。(語彙)

仕事を続けることに不安を感じるほどに聴力が下がってきました。

今の仕事がいつまで出来るか分かりません。

収入が途絶えるのはキツい。

ブログ開設

ブログを開設しました。

ブログを開設したのは、聴力関係なく自分の言葉を発信することが出来るからです。

いままで、病院に勤め、介護施設に勤め、要は誰かに雇われて生活してきました。こんなに、自分の考えを発信することが楽しいとは知りませんでした。

看護師は医師の指示がないと医療行為を行うことが出来ませんが、ブログは医師の指示などいりません。

わたし、自分でいろいろ考えて判断し、決定したかったんだ。と実感しました。

クリエイティブなことをしたいんだ。

起業に憧れています。ひとに雇われるのはもう、たくさんです。耳が聞こえなくてもどこまでやれるか!これから挑戦していきます!

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